#2 2014年07月11日 K まったく、こいつはいつも脳天気に無茶を言う。敵も味方も、義理も人情も、論理も道理も関係なく、〝好き〟か〝嫌い〟かと、〝したい〟か〝したくない〟かだけでものを言う。……こいつの破天荒に慣れてしまった自分も自分だが。まったく、黒狗もこの女もムカツクぜ。お前らと馴れ合う気はねーっての。……元気づけられてなんかいねえからな。劇場版 K MISSING KINGS より
#3 2014年07月10日 K あの雪の日から、一年近くが過ぎた。いくつかのものが周りから消え、私たちは表面上は何も変わらないまま、漠然とした胸騒ぎだけを抱えていた。雨音に隠れてそれは始まった。《青の王》の横顔は静かで、何も語らない。劇場版 K MISSING KINGS より
#6 2014年07月07日 K ターゲット発見。元《吠舞羅》のクランズマンであり、高度な感応能力を有する少女、櫛名アンナ。障害物を除去し、速やかに捕獲する。それが依頼主からのオーダーだ。劇場版 K MISSING KINGS より
#7 2014年07月06日 K ――最近の出勤率、マジキツイよな。 あーつっかれた。――そうだな、ここのところ 休みがない日が続いている。――日高なんか徹夜続きだったものだから、 熟睡しちゃってますねェ。――こんな些細な休憩が貴重に思えるもんな。 ……あっ、死んだ!――休憩時間まで殺伐としたゲームをするな。――榎本、お茶飲んでないで これのクリアの仕方教えてよ。――おい待て、静かに! ……緊急出動の放送だ。――おい、これ……ヤバイんじゃないか……?劇場版 K MISSING KINGS より
#8 2014年07月05日 K 犬と猫が空を行く。孤独な時もあった。つらくて寂しい時もあった。けれど今は一人じゃない。大事な人を共に探す相棒もいる。彼らは白銀のクランズマン。劇場版 K MISSING KINGS より
#9 2014年07月04日 K その瞳には未来が映る。その瞳はこの世の混沌を抉り出し。その瞳に多くの者が魅了され。その瞳はいくつかの死を捉えた。宗像礼司は《青の王》である。彼は立ち止まることなく歩み続ける。劇場版 K MISSING KINGS より